2010年5月6日木曜日

教育プログラムの競争的資金

大学人が会うと、よく「現在のわが国の大学が疲弊している」という切実な話になります。とくに、教育にあてる経費が厳しくなっている実感があるということでしょう。

文科省では、数年前から「大学教育改革支援事業」として、10を超える支援プログラムを立ち上げ、公募して選考し、実施してきています。よく知られた「21世紀COEプログラム」やその後に実施されている「グローバルCOEプログラム」も教育に関わりがありますが、これらは教育研究の「拠点形成」を目的にしています。平成21年度(2009年度)の状況は

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm

にありますが、「平成20年度以前のプログラム」というのが多いのが目につきます。

2010年5月5日水曜日

「人材」と「人財」

しばらく前から、「人財」ということばを目にすることが多くなりました。Googleで検索すると、かなりの件数があります。もちろん、われわれが長い間、使ってきたのは「人材」です。

「人財」ということばを主張する方々は、おおむね、「人材は人を材料として扱っている」が「人を財産として扱うべきだ」という考えによるもののようです。もちろん、ニュアンスの違いはあるかも知れません。